ウチダザリガニの住む川へ調査へ行きました

外来種問題は北海道でも深刻です。

北海道と本州では生息する動物の種類がが大きく異ななります。生物学的に言うとブラキストン線とよばれる動物相の境界線が津軽海峡にある、ということになります。

顧問Nは幼少期をオホーツク海近くの村で過ごしました。当時はカブトムシはいなかったのですが平成に入ると、クワガタムシ採取をしに行くとカブトムシも捕まえられるようになりました。カエルはエゾアカガエルとアマガエルが北海道の代表種だったのですが今はウシガエルやアズマヒキガエルが道南や道央に生息しています。ウチダザリガニやアメリカザリガニもすっかり定着しました。そしてニホンザリガニの姿は見かけなくなりました。

今日の午後は文化祭の振替日なので、ウチダザリガニの調査に行きました。メンバーはウチダザリガニの捕獲資格をもつMさん、市役所職員3名、僕を含めた高校教諭2名。

北見市街から車で20分ほど走ると山深い場所を流れる川に到着。たった20分でこのような自然豊かな場所にこられるのですよ。

網を入れてがさがさとやると、ほら捕れた!

今回は駆除ではなく捕獲場所の確認に来たため、このウチダザリガニはリリース。

川底をじーーっと見つめると、見つけた!

写真を撮りました。ウチダザリガニが5匹写っています。すごい生息密度です。

下の写真は調査地点の上流部のようす。調査地点よりもさらにきれいでした。

Kitami Hokuto High School Science Club

北海道北見北斗高校サイエンスクラブのホームページ。 個人研究に力を注ぎつつ,置戸町・訓子府町・北見市を流れる常呂川をメインフィールドに調査を実施。 環境保全に取り組む Glocal Action Project 展開中!