使用後のプラスチックの行方を想像してみよう

妻が毎月購読している雑誌に「台所のプラごみを減らそう」という特集が掲載されています。
この特集は今年から始まったので今月号が第3回。 早速、今月号の記事を読んでみました。 


この記事では、台所から出る使い捨てプラごみ減量のための実践として、 マイバッグや瓶入り調味料の使用を勧めています。
プラスチック製品は便利だから、僕らは気軽に利用してしまいます。
身近で鶏を飼育している方も、卵を割らずに運ぶには卵パックが一番と言っていました。


そういえば、台所用スポンジや「激オチ〇〇」のようなメラミンスポンジ。
これらは、使うと少しずつ破片が下水に流れ込みますね。
北見市の場合、この破片は下水処理場を通過するのだろうか。
いずれ、詳しい人に確認してみたいと思います。  


昨年、サイエンスクラブ部員たちと河川ゴミ調査をしました。
拾った数が多かったのはレジ袋やペットボトル。
大きな体積を占めたのは、肥料袋とか牧草のラップフィルムと思われる産業資材。
これらのごみはいずれ川を通って海に入るのでしょう。 


プラスチックは汚染を吸着し、生態系にダメージを与えるかもしれないという話を聞きます。
そもそもの問題として、極めて分解しにくい物質を生態系内に放置して良いのか。
便利な生活が過剰な負荷を生態系内にかけている自覚をもつことも大切でしょう。


古生代の示準化石はサンヨウチュウ。
中生代はアンモナイト。
僕らが生きている時代はプラスチック?  

プラスチックが完全悪ではないけれど、使うときは、使用後のプラスチックの行方を想像する必要があると思います。


下の写真は、2018年の1年間にわが家に持ち込まれたペットボトルのふたたち。

普段、保温ボトルを持ち歩いているので、ペットボトル飲料はあまり購入しませんが、
外出先で捨てている物もあるので、実際はもっと多くのペットボトルを使用しました。
わが家で廃棄されるのは、会議などで頂いたペットボトルが多いです。


Kitami Hokuto High School Science Club

北海道北見北斗高校サイエンスクラブのホームページ。 個人研究に力を注ぎつつ,置戸町・訓子府町・北見市を流れる常呂川をメインフィールドに調査を実施。 環境保全に取り組む Glocal Action Project 展開中!